なか はま

 一九四三年広島県福山市生まれ。一九七五年、関西医科大学附属看護学校を卒業し看護師になる。その後主婦として生きるが、文学に関心をもち大阪文学学校で文学を学ぶ。同人誌に参加し文章を書く傍ら、一九八八年から、市の主催する読み書き教室に講師として18年間携わる。本が好きで図書館通いは生活の張りとなり精神生活を大きく変えた。五十歳、長いブランクを感じつつも、看護師の資格を生かして訪問看護をしたいと思い、仕事を始める。
 2008年雪渓文学の同人となり作品を発表。2012年、「空へ登る汽車」で文芸思潮エッセイ賞 優秀賞を受賞。